記念すべき100号となるウォッチナビが、先日11月21日に発売されました。そして今回は、創刊25周年&100号ということで、同時に表参道にて記念イベント『創刊25周年/創刊100号記念イベント「みんなで作ろうWATCHNAVI」』も先日11月21日〜23日に開催されました。イベントのことは最後にお話しさせて頂こうかと思いますので、まずは書籍の紹介をさせて頂きます。▶︎WATCHNAVI 2026 Winter Vol.100◀︎月号) 2026年1月号発売日) 2025年11月21日(金)特別定価) ¥1,200(税込)ページ数) 150版型) A4ISBN/JAN) 4910118910163 出版社:株式会社ワン・パブリッシング 発行間隔:季刊 発売日:2,5,8,11月の22日WATCHNAVI 2026年1月号(amazon)WATCHNAVI 最新号情報(毎号発売後更新予定)WACTHNAVI Salon時計伝承 Vol.5商館時計研究の第一人者である大川氏と、商館時計に魅せられた修理師の西村氏に寄稿いただく本連載。5回目は商館時計から伝わる時計の歴史的魅力に触れる。(記事タイトルより引用)前回に引き続き「時計伝承 vol.5」ということで第5回目となります。ウォッチナビは3ヶ月毎に発売される季刊誌ですので、5回目ということは15ヶ月、本当に時が経つのが早いと感じてしまいます。そして今回、大川さんが執筆する頁上部「時計、そもそも」では、商館時計がどのようにして広まっていったのかについて、ファブルブラント商会の商館時計を扱った「京屋時計店」、コロン商会の商館時計を扱った「安田源三郎商店」のことを例にあげてお話しされています。商館時計がどのようにして普及していったのかがわかるよう、それを証明するようなファブルブラント商会やコロン商会の商館時計が写真付きで紹介されてあります。前回は、ファブルブラント商会のことが記されてありましたが、今回はその引き続きの紹介と同様にコロン商会のことをお話しされていますので必見です。そして、頁下部では、「修理の現場から JPS時計修理工房」ということで私が執筆させて頂いております。今回は、記念すべき100号ということもありましたので「商館時計」のことをお話しさせて頂きました。商館時計は幕末明治時代の日本人好みに作られた他の例のない大変貴重な時計です。しかしながら商館時計の評価は非常に低く、シンプルであるがために昔の時計イコール今より悪い時計というイメージがどうしてもあります。時計修理に携わる時計師の中にもそう考えてらっしゃる方がいるほどです。これは本当に悲しいことではあるのですが致し方ないのかなと感じます。商館時計は、日本人が携帯する時計の始まりの時計ですが、懐中時計時代においては最終に近く言わば完成形とも言えます。主張しない卓越した技術が、針、文字盤、リューズ、ケース、中蓋スケルトン、ムーブメントなど随所に見ることができます。その全てを手で作っていたものです。今ではとんでもない高級時計にしかない仕様が当時では当たり前であった時代の貴重な時計であるということを知って頂ければと思い書かせて頂きました。機会がありましたら読んで頂けますと嬉しいです。いつもながら今回もウォッチナビの編集長並びに携わってくださった皆様に感謝申し上げます。そして、先日11月21日〜23日に表参道で開催された『創刊25周年/創刊100号記念イベント「みんなで作ろうWATCHNAVI」』のことですが、私は23日の連載陣の公開インタビューに参加してまいりました。現地に昼前に入ったところ、水藤編集長に2階へ案内して頂きましたら、ちょうどユリスナルダンの公開取材が行われていました。公開取材が終了してから、光栄にもユリスナルダンの担当の方から「フリークX グレー エナメル」リミテッドエディション25個という貴重な時計を拝見させて頂きました。ドンツェ・カドランというエナメル職人が手がけた大変美しい文字盤には、大変小さな文字で「DONZE」のサインが刻まれてありました。そして、その後に大川さんと私の出番になりまして、水藤編集長から裏話的なことなどインタビューを受けるトークショー的な感じで行いました。我々の後に同じく登場するために、「時計王」で有名な松山猛さんや名畑さんがお越しになっており、そしてまさかの仲良くさせて頂いております時計や車・ファッションなどのライターとして著名な柴田さんもお越しくださいまして、皆さんの前で我々が話をしまして、その後でお互いに交代し今度は我々が客席にいるという感じで和気藹々とした感じでした。いつもの顔ぶれで本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。そしてもう一つ嬉しいことがありました。商館時計を購入頂き、またお持ちの商館時計の修理を依頼してくださったお客さんがお越しくださいましてお声がけ頂きました。本当に嬉しい限りです。お着物でお越しになり、懐には提げ紐に取り付けられたコロン商会の大変素晴らしい貴重な商館時計を忍ばせてらっしゃいました。お着物で商館時計をお持ちの方にお会いしたのは初めてでしたので感動でした。改めて商館時計は良いものだなと感じました。素晴らしい機会をくださいました水藤編集長や皆さんには本当に感謝しかございません。これからもウォッチナビのお手伝いができましたら嬉しい限りです。今思い起こすと、全ては商館時計が結んでくれた縁で今の私の環境があります。商館時計は、明治大正昭和平成そして令和、戦争や災害を掻い潜り140年以上も今に生き残ってきた強運の持ち主。商館時計にみそめられるような人間にならないといけないなと改めてそう感じました。▶︎「『WATCH NAVI 2025年1月号』からJPS時計修理工房の連載始動!」はこちら▶︎「『WATCH NAVI 2025年4月号』時計伝承vol.2 が発売されました!」はこちら▶︎「『WATCH NAVI 2025年7月号』時計伝承vol.3 が発売されました!」はこちら▶︎「『WATCH NAVI 2025年10月号』時計伝承vol.4 が発売されました!」はこちらJPSでは、お客様の大切な時計の修理を行なっております。動かなくなった時計、親御さんの時計、動かない時計があればお気軽にご相談ください。すぐにお返事ができない場合でも必ずお返事をさせて頂きます。▶︎「愛用している特別な仕上げを施したコロン商会 商館時計」はこちら古時計クラブは、2ヶ月に1回、大阪市内で開催しております。見ることのできない様々な時計を目にして知ることができます。目にするのとしないのでは大きな違いがありますので大変ためになると思います。ご興味のある方はお気軽にご連絡を頂けますと幸いです。