女性用懐中時計女性用懐中時計は、日本に初めて輸入された幕末・明治時代の商館時計に鍵巻きの小さなものとしてすでに見受けられる。フランス製など文字盤やケースに装飾・彫刻が施されたものがあるが、商館時計では男性用の大ぶりなものと容姿に大差はない。日本の腕時計への変遷の中で、女性用懐中時計をレザーベルトで覆い腕時計として活用したり、腕時計のベースとして活用したり、腕時計へと移行する礎になっている。松屋宝飾店 心斎橋大阪心斎橋にあった時計宝飾店。現在は存在しないため詳細は不明。写真の店舗で販売されたものであろう時計が今回ご紹介する時計です。化粧箱蓋内側をご覧いただくと「松屋宝飾店 心斎橋」と鳥のマークがあり、松屋宝飾店建物正面上部にも同様の鳥のマークがしっかりと確認できる。この時計は松屋宝飾店で購入され、店舗の化粧箱に納め、お客様に手渡されたものなのだろう。小さな時計は化粧箱の中でも動くこともありません。この懐中時計は、「0,900」の銀製ケースですが、長年触れることもなく保管されていたと思われ、銀の酸化があるのですが、ケースだけでなく環も大変綺麗な酸化があり、ぱっと見では赤銅のような雰囲気を持っております。その姿があまりに雰囲気があったので、いつもであれば鏡面に仕上げるのですが、今回は仕上げることはせずそのままにすることとしました。女性用では、スモールセコンドのある22.7mmのものが大変小さいものなのですが、この懐中時計には秒針のスモールセコンドはありません。ですので、20.3mmという極小サイズで、指先ほどの大きさとなります。このサイズ感での2mmの違いはかなり大きな差に感じますね。小さな時計だから手を抜いているということは全くなく、サイズの違いはあれど通常の懐中時計と同様の仕上げが施されたいい時計です。文字盤は、琺瑯文字盤で、中心部が凹んだシングルサンクという凝ったもので、青焼きの時針分針は小豆色のものが採用され高級感があります。ムーブメントもこうして大きく撮影すると、そこまで小さい時計のものには感じないかと思います。石数は、16石の綺麗なムーブメントです。実際には、このように小さいものです。裏蓋に少しエクボがありますが、その他は大変綺麗に仕上がっております。▶︎「彫刻の見事なブルウル兄弟商会の商館時計」はこちらJPS仕上げムーブメント修理(不具合箇所の修理)オーバーホールケース洗浄仕上げムーブメント洗浄鏡面仕上げ輪列洗浄鏡面仕上げ文字盤洗浄仕上げ時針分針洗浄光沢仕上げetc.と諸々の作業を行いました。大変小さな今では珍しい懐中時計です。是非ともコレクションにいかがでしょうか。販売しておりますので、お気軽にお声がけください。Kidy 極小 16石 小豆色針 琺瑯文字盤 銀無垢 懐中時計横幅:20.3mm縦幅:25.6mm(リューズまで)/ 28.0mm(環まで)厚み:7.0mm重さ:7.67g価格 30,000円(保証付) SOLD OUT商館時計は手をかけてやればやるほど良い時計になります。明治時代の時計にしかない上品な魅力が商館時計にはありますので多くの方に知っていただけると嬉しく思います。▶︎「ファブルブラント初期の獅子印 大型 鍵巻き 商館時計」はこちら商館時計ならJPSにお任せください。JPS仕上げにより甦りますので、お気軽にご相談ください。