精工舎（SEIKOSHA）１８８１年前身となる服部時計店創業。掛時計や置時計をはじめタイムキーパーなど懐中時計の販売を手掛け鉄道時計にも採用、軍用モデルや恩賜時計にも採用され日本を代表する老舗時計ブランドとなる。腕時計ローレルは日本初の腕時計で知られ、機械遺産となる。グランドセイコーなど世界的にも有名。SEIKO 「SEIKO」というブランド名は、１９２３年（大正１２年）の関東大震災で社屋工場全焼からの復活を機に「精巧な時計を作る」という決意を新たに１９２４年（大正１３年）に冠されたものです。俗に言う「１９セイコー」です。日本の鉄道時計として１９２９年（昭和４年）に正式採用された精工舎の１９型 懐中時計となります。１９型 懐中時計は、ムーブメントなどの変遷がありながらも１９セイコー呼ばれ現在も鉄道時計として採用され続けていつ有名な時計と言えます。初めは７石でしたが、１９３４年（昭和９年）から１５石も追加されました。JPS仕上げムーブメント修理（不具合箇所の修理）オーバーホールケース洗浄仕上げムーブメント洗浄光沢仕上げ文字盤洗浄仕上げ時針分針秒針洗浄光沢仕上げetc.の作業を行っています。ムーブメントは、天真折れやアンクルなど諸々問題箇所があり不動。メタル文字盤や状態や青焼き針の状態などは良く、メッキ剥がれなど見受けられるものの綺麗な時計に仕上がっております。青焼き針の時針分針のペア針も光沢があり、秒針も繊細で綺麗な針が装備されてあります。分針の形状など１９セイコーならではという感じを受けます。文字盤は、古いくは琺瑯文字盤でしたが、メタル文字盤に変わっていきます。メタル文字盤も戦時中と戦後で塗装が変わっており、後にシルクのような白色の塗装になっております。この時計のメタル文字盤もシルクのような白色の塗装が施された文字盤で大変綺麗な文字盤です。スモールセコンドにある「DIAFLEX」は、切れにくいという新素材ゼンマイのことが記載されてあります。この時計にはございませんが、スモールセコンドに「SECOUND SETTING」と記載されてあるものもあります。これは１９セイコー独自のハック機構とも言えるもので、リューズを引き上げると秒針は止まらず進みと続け「６０（０）」の位置にきて静止するという機能となります。リューズを引きそのまま静止するのではないので面白い機構と言えます。１９セイコーのムーブメントは大変よくできたムーブメントで、１５石となれば安心できる素晴らしいムーブメントと言えます。このムーブメントで、軍人・電話交換手・鉄道員など多くの業種が支えられてきたという実績のあるムーブメントです。日本の鉄道は時間に正確と言われますが、その礎を築いてきた影の存在とも言えますね。販売中ですので、ご興味のある方はご連絡ください。SEIKO PRECISION １５石 青焼き針 １９セイコー 懐中時計 鉄道時計横幅：50.0mm縦幅：61.3mm（リューズまで）／67.3mm（環まで）厚み：12.7mm重さ：84.76g価格 32,900円（保証付） SOLD OUT長年愛されてきた１９セイコー、こだわって作られ変遷してきた大変良い実績のある時計。見たことはあるが、深くは知らないという意外に知られていない身近にある存在感ある５０ミリの素晴らしい時計でもあります。▶︎精工舎 SEIKOブランド時代のパリス環ベルト手巻き式腕時計アンティーク懐中時計や商館時計、腕時計などのオーバーホールや修理のことならJPSへご相談ください。